ADHDおもちの備忘録

衝動とともに生きる人の日記です…。

わたしが受けてきた育児についての話

しつこいようですが、わたしはADHDです。

注意欠陥多動性障害。今は多動はないですが、子どものころは多動もとてもひどく、一言で言うと野生でした。

 

わたしの母親は、わたしが2歳のころ、今で言うところの鬱病になり、ほぼフェードアウト状態で実家に帰ってしまいました。

それ以来父方の祖父母宅にて、父親に育ててもらったのですが、自分が母親になった今、こりゃありえんなぁと思う育児を受けてきたわけです。

 

じつはこれ書こう!と思い立ってしばらく経ってるんですよね。思い出すのきつくていつも途中で消してしまう。思い出そうとすると時系列が頭の中でグチャグチャになったりモヤがかかったみたいになったり、とにかく「きつい思い出」です。

だから、書いてても時系列がバラバラかも…。整えるのもきついので、思うままに書いてみたいと思います。

 

わたしの父親はヒステリーで(今でもある)思い通りにならないと殴る蹴るの暴力を振るう人でした。

ものすごく厳しかった。そういう父親にとって、ADHD特有のだらしなさがあったり、行き過ぎた自由さがあったり、話きいてなかったり宿題が出来なかったり忘れ物ばかりする子どもっていうのは、本当に苦痛だったろうなと思います。

片親だから特に、世間に向けて恥ずかしくないような娘に育ってほしい、というのもあったのかな。

とにかく家では一切の言い訳は許されなくて、「家の中で『はい』以外の言葉を言うな!!」と言われていました。

これ子どもに守れるわけないですよねw

反抗期を迎えた頃には、めちゃくちゃ反抗してました。すると、部屋の端まで吹っ飛ぶくらいの力で殴られるので、よく鼻血出してましたね。

わたしが鼻血出したり歯抜けたりしてやっと「大丈夫か?」って言われるのが子どもながらに気持ち悪かったの覚えてます。

あと高校まで持ち物チェックがあって…、もうこれマジできつかったんですけど、わたしかばんの中とか整頓できないんです。昔も今も。だからチェックされてたのかな?

でもわたしも女なので、生理用品とか入れてることもあります。それで生理周期を管理されるのが本当にイヤでした。

夏はジーパンとTシャツしか着たら駄目。友だちとの電話は5分以内。男と喋ったらダメ。(喋る男いねーよ!学年レベルでいじめられてたんだから)

破ったらもちろんグーパンですよw

ちなみに祖母も一緒に暮らしてたのですが、祖母もそんな父親が怖かったのか面倒だったのか、あまり味方はしてくれませんでした。何かあると「お父さんに言うで」と言われてました。それでわたし恐怖でギャーッとキレる。

 

小学生の頃は、祖母の世代の教育なのかな?お風呂は3日に一回と決まっていて、夏場は毎日入るけど、シャンプーや石鹸を使って良いのは2日に一度。服は汚れるまで同じものを着る。

そんな感じだったので、とにかく汚かったです。わたしがいじめられたのは周囲にまったく馴染めない性質だったこともあるけど、余計いじめに拍車かかってた気がするなあ。

バイキン扱いされてたり、先生に転校をそれとなく勧められたり、、でもどこか他人事で、毎日学校行ってたなあ。何で行ってたんだろう。

 

高校のとき、一度だけ家のお金盗んで家出したことがあります。携帯の電源切って、あてもなく東京行って、かといって買い物や楽しいことするでもなく、どこだったか忘れたけど、24時間営業の店で座って寝て、3日くらいで帰った。

そのあたりから精神的にちょっと変になったのかな。学校にとにかく行きたくなくて、行ったふりして湖岸に行って 琵琶湖眺めてお弁当食べたり。

3年のGWだったかな?親に旅行に誘われた。親は旅行に毎年連れていってくれていて、でもわたしはその時とてもイヤだった。すごくすごくイヤでした。なぜか。

旅行に行く3日くらい前だったと思うんだけど、その日朝起きようとしたら起き上がれない。階段を降りるのも気持ち悪くて、吐きながら降りる。ものすごいめまいで、直立することも出来なくて、トイレでずっと吐いた。

何が起こったのか分からなくて病院行くと、メニエール氏病と。おそらくストレスだろうと言われ、めまいが完全におさまるまで絶対安静と言われ、しんどいけどやったーって思ってたのですが。

「予約してるから行く」と連れていかれました。旅行。

当時車酔いもひどかったので何度も休憩してもらって吐いてたのですが、父親にそれでまたキレられる。

その旅行の思い出ひとつもないですね。

 

あと選ぶ自由はなかった。わたしが「これほしい」と思っても選ぶのは親。

他にも色々ルールありました。

持ち物はおしゃれなものは厳禁。流行り物もだめ。髪の毛は短くないとダメ。門限18時。家に人を入れてはいけない。余計なことを喋ってはいけない。ムダ毛は剃ってはいけない。化粧をしてはいけない。家で流行りの歌を歌ってはいけない。屁理屈を言ってはいけない。ご飯の後に歯磨きをするのは厳禁(ご飯の前にしないといけない)。漫画は読んではいけない。アニメは見てはいけない。22時から始まるドラマは禁止。ゲームもダメ。今思い出すだけでもけっこーありますね…

 

父親は時間にことさら厳しかった。遅れると殴る蹴る以下略。その恐怖が染み付いてるのか、今でも約束の時間20分前に現場に到着しないとドキドキしてしまう。

ADHDっぽくないでしょー?w でも、わたし時間だけはきっちり守れるんです。逆に言うと、しっかり出来ることは時間を守ることだけw

 

便宜上この記事に「毒親」のタグをつけているのですが、わたし自身は必ずしも毒親と思っていません。お金の面では不自由なく育ててもらったしね。

わたしは育ててもらったことには感謝していますが、育児はほとんど間違っていたとはっきり感じてます。

なんか頭がファーッとなってきたので、このへんでやめてみます。読み返すことはしませんw それでは、今回とても長いですが、見てくださる方がいることを願います。